織田信長の事績

問題

次の文を読んで、後の問いに答えなさい。

 16世紀後半になると、領国の支配をかためた有力な戦国大名の中から、京都に上って全国を平定しようとするものが現れました。【 A 】国の大名であった織田信長は、駿河国の今川義元を【 B 】の戦いで破り、1568年には京都に上って【 C 】を将軍に立てました。その後、信長は比叡山の【 D 】寺や石山本願寺を中心とする仏教勢力と戦ってこれを抑え、命令に従わなくなった将軍を京都から追放して室町幕府を滅亡させました。ついで信長は、甲斐国の武田氏を長篠の戦いで破りました。信長は、交通上の要地である近江国に安土城を築いて日本全国の平定を進めるための拠点とし、領国内の経済力を強める政策を行いました。また、各地に設けられていた【 E 】を廃止したり、道路を整えたりしました。1582年、信長は、さらに中国地方の【 F 】氏を攻撃するために安土を出発しましたが、本能寺に宿泊中、家臣の【 G 】に攻められて自害しました。

(1)【 A 】〜【 G 】にあてはまる言葉を答えなさい。

(2)戦国大名について、織田家が実力で守護の斯波氏を追放して大名の座についたように、下の身分の者が、実力によって上の者を倒す風潮を何といいますか。

(3)石山本願寺は、何という宗派の総本山でしたか。

(4)室町幕府を滅亡について、室町幕府が続いた期間として適切なものを次から選び、記号で答えなさい。
ア 約180年間  イ 約210年間  ウ 約240年間  エ 約270年間

(5)長篠の戦いについて述べた文として、正しいものをすべて選び記号で答えなさい。
ア この戦いでは、日本の戦闘史上はじめて鉄砲が利用されました。
イ この戦いで、信長は武田勝頼を討ち取り武田家を滅亡させました。
ウ この戦いの主戦場である長篠城・設楽原は、現在の長野県にあります。
エ この戦いで、信長は三河国の徳川家康と手を結びともに戦いました。

(6)近江国に安土城を築いてについて、安土城が立てられたのは現在の都道府県名ではどこにあたりますか。

(7)日本全国の平定について、信長は安土城建築の頃から、印にある4文字の言葉を用い、その意思を示していました。この漢字4文字を答えなさい。

(8)領国内の経済力を強める政策について、商工業を自由にするために、同業者組合の持つ特権を廃止しました。この同業者組合を何といいますか。

(9)本能寺について、本能寺があるのは現在の都道府県名ではどこにあたりますか。

出題のポイント

歴史分野、安土桃山時代から織田信長の事績を中心とした出題です。
安土桃山時代は2020年大河ドラマの舞台でもあり、その期間の短さに対して出題が多い単元です。
教科書を読まずとも、ドラマや漫画・ゲームなど様々な切り口でこの時代に触れることができますから、歴史が好きな生徒にとってはボーナスステージのような出題です。逆に、ここが苦手な生徒は差をつけられてしまうことに注意しましょう。


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織田信長の事績

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