世代別人口の変化

問題

 花子さんと太郎君は、校外学習のまとめをしています。
太 郎:先日、テレビのニュース番組で、50年後の日本の人口の予測のグラフを見たんだ。日本の人口は、10年ぐらい前から少しずつ減っているみたいだよ。
花 子:それまで、日本の人口はずっと増え続けていたのかな。50年前からの日本の人口の変化がわかる資料はないかしら。先生に相談してみましょう。
 太郎君と花子さんは、先生に資料(図1)を見せてもらいました。

太 郎:約50年前の日本の人口は1億人より少なかったのですね。
先 生:人口について調べるときには、合計の人数だけではなく、世代別の分布を見ることも大切ですよ。
太 郎:それなら、世代別に分けたグラフ(図2)を作成してみます。

 〔問題1〕
1964年(昭和39)年、1989(平成元)年、2018年(平成30)年を比べたとき、日本の総人口の変化(図1)に対して世代別人口の割合がどのように変化したか、図2の15歳以上65歳未満(A)か65歳以上(B)のどちらかを選び、数値を上げてその特徴を説明しなさい。割合は百分率で表し、小数第1位を四捨五入して整数で表しなさい。

出題のポイント

世代別人口割合の計算ですが、年代ごとに3回の計算が必要になります。
単位がすべて「千人」となっていますが、このとき0をつけて算用数字に直さずとも、千人の位より上の数字だけで割合が計算できることを理解しておきましょう。
それにしても、5桁÷7桁の小数第3位まで、ですから計算スピードで大きく差がつきます。
都立共通問題の社会科単元では定番なので、早く確実に計算できるように、練習しておきましょう。
数字さえ合っていれば、特徴については「増えている」「減っている」程度で十分でしょう。

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世代別人口の変化

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