川の流れのはたらき
問題
川のはたらきは、流れる水の速さによって異なります。川の上流では、川の流れは速く川岸や川底の岩、地面に積もった砂やどろをけずります。流れが遅くなると上流でけずってきた小石や砂やどろを川底に積もらせます。川原にある小石は大水のときに川が置いていったものです。川原の小石を調べてみると、川のはたらきを知ることができます。
(1)川の流れの速さは、どのようなときに速くなりますか。3つ答えなさい。
(2) ある川の3か所の川原(ア、イ、ウ地点)で、図1のようにひもをはって、ひもにさわった石 を1、2、3…と順に100個とり①、石の形を調べました。そして、丸い石と角ばっている石の数をかぞえて表にしました。
① 3か所の川原ア、イ、ウ地点を山地に近い順に並べ、その理由を説明しなさい。
② 川原の小石を100個とるのに、なぜ下線部①のようなやり方にしたのか説明しなさい。
(3)図2は、ある川の河口から上流まで、横軸に距離、縦軸に高さをとってグラフにしたものです。
①V字谷はA、B、Cのどこに見られますか。
②三日月湖はA、B、Cのどこに見られますか。
③Bではどのような川のはたらきの変化が見られますか。次の文の( )をうめなさい。
Bは川が山地から( A )へ出るところで、川底の傾きが( B )くなり、流れの速さは急に( C )なる。そのため、川の( D )はたらきが小さくなり、小石や砂などを( E )はたらきが大きくなる。そこでBでは、小石や砂によって( F )の地形がつくられる。
出題のポイント
地学分野、「大地の変化」から流水のはたらきと地形に関する問題です。
川の作る地形や石に関する基本的な知識問題に加え、採集方法についての記述問題も含んでいます。
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