湿度と飽和水蒸気量
問題
右の図1のような乾湿球湿度計を使って、気温と湿度を測りました。これについて、次の問いに答えなさい。
(1)2つの温度計の示度を28℃、25℃と記録しました。このときの気温は何℃ですか。
(2)乾球温度計と湿球温度計の示度に差があるのはなぜですか。かんたんに説明しなさい。
(3)(1)のときの湿度は何%ですか。下の湿度表を使って求めなさい。
(4)図2のように、水を入れたビーカーを用意し氷を入れて1℃ずつ水の温度を下げながら、ビーカーの外側に張ったテープの境目に水滴がつくのを観察しました。
気温・湿度の条件が(1)のとき、水滴がつきはじめるのは水温を何℃まで下げたときですか。下の空気1m3あたりの飽和水蒸気量の表を利用して答えなさい。
(5)(4)のように、空気中のある量の水蒸気が水滴に変化する温度を何というか答えなさい。
出題のポイント
地学分野、「気象の観測」の単元から、湿度と飽和水蒸気量に関する問題です。
地学分野では数少ない計算内容ですが、受験教材での登場時期が早く、割合計算にも不慣れな段階で出てくるために苦手にしたままの子が出やすい内容です。
乾湿球湿度計の湿度表と飽和水蒸気量の表またはグラフは毎回同じですから、一度計算の仕方を覚えれば楽に得点できるはずです。早めに弱点潰しをしておきましょう。
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