分解者のはたらき

問題

花子さんは、夏休みの自由研究で、落ち葉の下の土の中にいる生き物について調べることにし、調べていく中で興味を持ったことについて、先生と一緒にさらに調べることにしました。

花 子:落ち葉の下の土は、湿っていて、ダンゴムシやミミズがたくさんいました。ダンゴムシやミミズは何を食べているんですか。

先 生:虫眼鏡を使って、この腐った葉をよく観察してごらん。何か気づかないかな。

花 子:ダンゴムシが葉を食べています。虫眼鏡を使うとさらによく見えます。あれっ、葉の裏に小さな生き物もいるみたいですが、何という生き物ですか。

先 生:これは、カニムシという生き物だよ。

花 子:土の中には何種類くらいの生き物がいるんですか。

先 生:とてもたくさんの種類の生き物がいるんだよ。何種類かの生き物が書いてある資料1を見てごらん。

花 子:いろいろな種類の生き物がいるんですね。土の中にいる生き物のうち、動物では主に腐った植物の葉などを食べる生き物と、主に動物を捕まえて食べる生き物がいるんですね。

先 生:そのとおりだよ。

 〔問題1〕
資料1の生き物の数は、BのほうがAよりも少ないことがわかっています。その理由をBとAの関係から答えなさい。

花 子:ダンゴムシやミミズなどのような土の中にいる生き物には、どんな役割があるんですか。

先 生:そのような生き物は、草木が育つのに役立っているんだよ。例えば、ダンゴムシやミミズなどは、腐った植物の葉を食べて葉を細かくしたり、食べたものをふんとして出したりしているんだ。

花 子:草木が育つために、細かくなって腐った植物の早、ダンゴムシやミミズなどが出したふんが水に溶けると【 ① 】の役割をするんですね。

先 生:よくわかったね。でも、それだけではないんだよ。腐った植物の葉などを含んだ土にミミズを入れたものは、ミミズを入れないものと比べて、草木が育ちやすくなっているんだよ。

花 子:それは、どうしてですか。

先 生:ミミズはね、土の中を動き回っているんだよ。そのミミズが動き回ったときの様子を描いたものがあるんだ。図1を見てごらん。

花 子:土の中にトンネルができているみたいですね。ミミズが動き回ると【 ② 】土になって、草木が育ちやすくなるんですね。

 〔問題2〕
【 ① 】に適する言葉を入れなさい。

 〔問題3〕
【 ② 】には、草木が育つのに適した土の状態を表す言葉が入ります。どのような土だと考えられるか、図1や会話をもとに答えなさい。

出題のポイント

血液の役割について、「何をわたしたり受け取ったりするか」という形で記述します。
理科の記述問題は知識がないと書きようがないので、最低限の知識は身につけておきましょう。
赤血球によるガス交換以外にも運搬物があるので、そこまで書くとよいでしょう。

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