十干十二支に関する問題

問題

 今日、2月3日は節分です。節分には、豆をまいて鬼を追い払うなど、全国各地で災いを避けるための行事が行われます。太郎君の家では、毎年、「福は内、鬼は外」と言いながら、豆まきをします。

太 郎:今日は節分だね。家に帰ったら、豆まきをするんだ。
今年は11個の豆を食べなくちゃ。

花 子:太郎君は12歳の誕生日がまだ来ていないのね。丑年生まれなのね。わたしは、子年生まれよ。

太 郎:ぼくたち同じ6年生でも、子年生まれの人と丑年生まれの人がいるんだね。

花 子:太郎君は、十二支が全部言えるの。

太 郎:自信ないなあ。そういえば、お父さんも僕と同じ丑年の生まれだよ。

十二支

十二支の順番は次の通り。( )の中は読み方を示す。
 子(ね) →丑(うし) →寅(とら)→卯(う) →辰(たつ)→巳(み)→
 午(うま)→未(ひつじ)→申(さる)→酉(とり)→戌(いぬ)→亥(い)

  
十二支は年を表すのに用いられるだけでなく、月日や方位、時刻を表すのにも用いられてきました。十干と組み合わせて、さらにくわしく年や月日を表すこともあります。

十干

十二支と組み合わせて、年や月日を表すことに使った。十干の干と十二支の支を組み合わせて、「干支」と書いて「えと」と読む。
十干の順番は次の通り。( )の中は読み方を示す。
 甲(きのえ) →乙(きのと)→丙(ひのえ)→丁(ひのと) →戊(つちのえ)→
 己(つちのと)→庚(かのえ)→辛(かのと)→壬(みずのえ)→癸(みずのと)

 〔問題1〕
十干と十二支を1つずつ組み合わせると、その組み合わせは何通りありますか。

実際に、十干と十二支を、それそれ1つずつ順番に組み合わせていきます。
最初から順番に

十干が一回りしたので、十干は甲に戻り、続きは

となり、もう一度甲子から始まり、何度でもくり返していきます。このように組み合わせていくと、存在しない十干と十二支の組み合わせも生まれます。

 〔問題2〕
十干と十二支の組み合わせの中で、実際には存在しないものを2つ書きなさい。

今年、(令和3年=西暦2021年)の干支は「辛丑」と書いて「かのとうし」と読みます。去年は「庚子」で「かのえね」でした。プロ野球や高校野球で有名な、兵庫県にある甲子園球場は「甲子」の年に完成したので、これを音読みにして「こうしえんきゅうじょう」と名付けました。

 〔問題3〕
「甲子」の年は西暦何年ですか。考えられる年を1つ書きなさい。

 〔問題4〕
太郎君のお父さんは4月25日生まれですが、生まれた年の干支は何ですか。考えられるものを1つだけ、十干十二支の組み合わせで書きなさい。また、あなたが考えた太郎君のお父さんの今日(2月3日)現在の年齢も書きなさい。

出題のポイント

適性検査では定番の十干十二支に関する問題です。
(3)の「甲子」が難しいですが、まずは甲(きのえ)の年までカレンダーを進め、そこから10年周期で甲子を見つけていきましょう。
原題では2013年でしたが、2021年で作り直しました。

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十干十二支に関する問題

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