月と金星の見えかた

問題

(図1)は、ある日の同じ時刻に、方角Aの近くに見えた天体のようすと、方角Bの近くに見えた天体の位置(×印)を表しています。方角Aの近くに見えた天体は月で、方角Bの近くに見えた 天体は金星です。また、(図2)は、月と金星、地球の位置を模式的に示したものです。これについて、次の問いに答えなさい。 

(1)月と金星は天体の分類としては何とよばれるものか、それぞれ答えなさい。

(2)(図1)で、方角A・Bはどの方角ですか。それぞれ、東西南北の漢字1字で答えなさい。

(3)(図1)のとき、方角Aの近くに見える月は、(図2)ではどの位置にありますか。月の位置を示しているものを(図2)の①~④から選び,番号で答えなさい。

(4)金星が見えるようすについて、あてはまるものを下からすべて選び、記号で答えなさい。 あ  夕方の東の空に見える  い  夕方の西の空に見える  う  明け方の東の空に見える
  明け方の西の空に見える お  真夜中の南の空に見える か  一日中北の空に見える

(5)(図1)のとき方角Bの近くに見える金星は、(図2)ではどの位置にありますか。金星の位置を示しているものをから選び,記号で答えなさい。また、そのときの金星の満ち欠けについて、適切なものを次の図から選び記号で答えなさい。    

(6)(図1)の日の180日後に、金星を観測すると、どのように見えますか。(4)のあ〜か から選び、記号で答えなさい。あてはまるものがない(観測できない)場合には、「ない」と答えなさい。ただし、地球の公転周期を360日、金星の公転周期を225日とします。

出題のポイント

地学分野、地球と宇宙および月の満ち欠けの単元を融合し、月と金星が同時に見えるときの見えかたを考えます。
金星は見える時間・方向が限定されますから、それと同時に見える月も限定されてきます。
別々に覚えた知識をきちんと組み合わせて使う必要がありますが、逆に一方の見え方がヒントになる部分もあります。

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