憲法改正の手続き

問題

 次の文章は、憲法改正の手続きを示した日本国憲法の条文です。これを読んであとの問いに答えなさい。

この憲法の改正は、各議院の〔 ① 〕以上の賛成で、国会が、これを〔 ② 〕し、国民に提案してその承認を経なければならない。
 この承認には、特別の〔 ③ 〕又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その〔 ④ 〕の賛成を必要とする。

 憲法改正について前項の承認を経たときは、〔 ⑤ 〕は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを〔 ⑥ 〕する。

(1)この条文は憲法第何条に定められたものですか。算用数字で答えなさい。

(2)〔 ① 〕〜〔 ⑥ 〕にあてはまる言葉を答えなさい。

(3)日本国憲法と憲法改正について述べた以下の文章について、内容が正しければ○、誤りがあれば×と答えなさい。
ア. 日本国憲法はこれまでに改正されたことがある
イ. 日本国憲法は議会の承認を経ずにGHQによって制定された
ウ. 日本国憲法の審議には女性議員も参加した
エ. 日本国憲法が公布された日は憲法記念日とされている
オ. 憲法は国の最高法規であるため、外国でも改正された例は少ない

出題のポイント

公民分野、日本国憲法の改正手続きについての問題です。
96条の条文を元にした改正手続きの問題は頻出ですので「発議」という用語やその条件は覚えておきましょう。
改正の意義についての論述問題も散見されます。どちらが正解、というものではないですが自分の意見を持っておくことも受験生として必要でしょう。


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