資料読み取りと正誤問題

問題

 花子さん太郎君は、総合的な学習の時間に、神奈川県の森林について、クラスのみんなに発表する準備をすることになりました。〔会話文〕、〔資料1〕~〔資料4〕を読んで、あとの各問いに答えましょう。

〔会話文〕

先 生:神奈川県の特ちょうについて調べましたか。

花 子:神奈川県は、全国47都道府県の中で土地の面積が5番目に小さく、2416km2です。

太 郎:人口は、令和元年5月1日時点て9197925人と全国で2番目に多い県です。

先 生:それでは、今日は神奈川県の森林について、詳しく調べましょう。

〔資料1〕

神奈川県の森林の面積は、年々少なくなってきて、現在では県全体の約39%(平成25年)となっています。

 森林は、木材を生産するほかに、緑のダムとよばれ、水源や自然環境を守る大切な役割を果たしています。

 一度人間の手の加わった森林は,手入れをしないと荒れてしまうので、県では自然環境を壊さないような方法で林道をつくり、手入れをする手伝いをしています。


〔資料2〕

 私たちの郷土神奈川は、県土面積の39%が森林におおわれており、1人あたりの森林面積は104m2となっています。これは全国平均と比べ、非常に少ない数値となっています。この貴重な森林の多くは水源地域に位置しており、清浄な水や空気を育む母体として,県民一人ひとりの生活にとって,かけがえのない「生命の源泉」とも言うべき重要な役割を担っています。

〔資料3〕

 森林にたくさんの二酸化炭素を吸いこんでもらうためには、山に木を植えたり、しっかり手入れしたりして、元気な森林をつくらなければならないんだ。
1本の元気なスギの木は、1年で14kgの二酸化炭素を吸いこんでくれる。これは車1台が出す量を160本のスギの木で吸いこんでしまう計算になる。元気な森林は、これだけじゃなく、土の中にたくさんのすき間があってスポンジみたいにたくさんの水をたくわえてくれる。だから、洪水や水不足を防ぐ「緑のダム」になる。それに、しっかりと根を張って土や石をつかんでいるから、土砂崩れも防いでいる。強い風を防いだり、水や空気をきれいにする働きもあるんだ。

〔資料4〕神奈川県の土地利用の様子

出題のポイント

5つの資料から選択肢の正誤を問う問題です。
選択肢①、③は数字が含まれますが、計算というほどのものではありません。

はじめに資料をじっくり読むのではなく、何についての資料かだけ目を通したらすぐに選択肢の吟味に入り、選択肢ごとに必要な資料を探す、という読み方のほうが時間を短縮できます。
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資料の読み取りと正誤問題

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