日中関係古代史料

問題

次の史料を読んで、あとの問いに答えなさい。


A 建武中元二年、〔 ① 〕奴国奉貢朝賀す。使人自ら大夫と称す。〔 ① 〕国の極南界なり。光武賜うに印綬を以てす。
B それ楽浪海中に〔 ① 〕人有り。分れて〔 ③ 〕余国となる。歳時を以て来り献見すという。
C 〔 ① 〕国は高麗の東南大海の中にあり、世々貢職を修む。(中略)済死す。世子興、使を遣わして貢献す。(中略)興死して弟立ち、自ら使持節都督倭・百済・新羅・任那・加羅・秦韓・慕韓七国諸軍事、安東大将軍、〔 ① 〕国王と称す。
D 日出る処の天子、書を、日没する処の天子に致す。つつがなきや。
E 〔 ① 〕人は帯方の東南、大海の中に在り。(中略)その国、本また男子を以て王と為す。とどまること七、八十年、〔 ① 〕国乱れ、相攻伐すること歴年、すなわち共に一女子を立てて王となす。名を〔 ⑦ 〕という。鬼道につかえ、能く衆を惑わす。

(1)〔 ① 〕にはすべて、当時の中国が日本をよんだ呼び名が入ります。漢字1文字で答えなさい。

(2)印綬には「○○○○○印」と刻まれていました。当てはまる漢字5文字を答えなさい。

(3)〔 ③ 〕にあてはまる数を漢数字で答えなさい。

(4)と同一人物と推定される大王の名を答えなさい。また、その人物にまつわる道具が発掘された熊本県の古墳を答えなさい。

(5)天子とは誰のことか答えなさい。

(6)日没する処が指す中国の王朝はどこか答えなさい。

(7)〔 ⑦ 〕に当てはまる人名を答えなさい。

(8)史料A〜Eを書かれた内容の古い順に並べ替えなさい。

出題のポイント

歴史分野、中国の歴史書における日本の記述を主にした問題です。
漢書・後漢書・魏志・宋書・遣隋使と史料自体は頻出ですが、設問が少しヒネり気味なので苦戦するかも知れません。それぞれの内容について熟知しておきましょう。

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日中関係古代史料

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