中学受験の教材制作室

スウェーデン国旗の面積

問題

 太郎君と花子さんが、オリンピック・パラリンピックについての調べ学習で、世界の国々の国旗を画用紙で作っています。

花 子:国旗の形は長方形のものが多いけど、その縦と横の長さの比は国によって異なるのね。

太 郎:日本やフランスのように、縦と横の比が2:3の国が多いけど、スウェーデンの国旗は縦と横の比が5:8、アルゼンチンは9:14になるみたいだね。

花 子:フランスの国旗は青、白、赤の3色が横に同じ幅で並ぶのよね(図1)。

太 郎:スウェーデンの国旗は、青地に金色の十字が入っているんだけど、十字は中心から左に寄っているんだよね(図2)。

花 子:縦方向の幅の比は青:金:青が2:1:2で、金色の帯が中央にくるのね。横方向は5:2:9になっているわ。

太 郎:それでは、僕がスウェーデンの国旗を作るから、花子さんはフランスの国旗を作って。縦の大きさは100cmでそろえ、大きさや色の比はそれぞれの国が定めた通りにしよう。

花 子:そうすると、横の長さがスウェーデンの国旗の方が長くなるわね。
・・・
私の作ったフランス国旗の青の部分には、絵の具を75g使ったわ。

太 郎:僕はやっと比に分けたところだよ。スウェーデン国旗の青の部分を同じようにぬると、絵の具を何g使うことになるかな。

〔問題1〕太郎君がスウェーデン国旗の青の部分をぬるのに、青の絵の具は何g必要になるか求めなさい。

出題のポイント

図形の定番問題の1つである、スウェーデン国旗の4分割された青地部分の面積を考える問題ですが、それに加えて単位量あたりの絵の具で塗れる面積も考える必要があります。どちらも実際の値を計算すると非常に手間ですが、与えられた比を使うことで短時間で処理できるはずです。解けるのは当然ですが、手早く解くことを意識してください。

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スウェーデン国旗の面積

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