使い捨てカイロの実験

問題

 太郎君と花子さんが教室で話をしています。

太 郎:今日は寒いから、指先がかじかんじゃうね。

花 子:だから私はポケットに使い捨てカイロを入れているわ。これで指先を温めているの。

太 郎:使い捨てカイロって、どうして温まるんだろう。先生に聞いてみよう。

   2人は、先生に質問に行きました。

先 生:使い捨てカイロの中には鉄粉が入っていて、これが酸素と結びつくときに熱を発します。だから外側のビニールの袋に閉じられているときは熱を出さず、封を切ると温まるんですよ。

花 子:鉄粉と酸素が結びつくことを、目で見て確認することはできませんか。

先 生:そうですね、ふたのついたペットボトルに鉄粉を入れればわかりますよ。

太 郎:鉄粉と酸素が結びついたら、酸素の分だけ重くなるのではありませんか。

先 生:上皿てんびんと、使い捨てカイロが2つあればそれも確かめられますね。

〔問題1〕鉄粉と酸素が結びつくことを、目で見て確認するには、どのような方法で実験を行えばよいですか。また、その実験の結果どのようになると考えられますか。「ペットボトル」という言葉を使って答えなさい。

〔問題2〕鉄粉と酸素が結びついたら、酸素の分だけ重くなることを確かめるには、どのような方法で実験を行えばよいですか。また、その実験の結果どのようになると考えられますか。「上皿てんびん」という言葉を使って答えなさい

出題のポイント

鉄粉と酸素が結びつくことを確認する実験を2つ考えて記述します。
問題1のペットボトルの利用法は「ふたのついた」しかヒントがないので難しいかもしれません。
問題2は2つのカイロを上皿てんびんに乗せるというヒントなので、酸素と結びつくものが重くなる結果を出せるように実験すればよいでしょう。

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使い捨てカイロの実験

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